大橋先生

 いっちゃんは、複数のがん、再発を経験しながらも強く乗りこえ、いつも明るく、がん患者さんの支援活動を続けて下さっている女性。そのいっちゃんが、いつもとは明らかに違った、困惑した声で電話をかけてきました。がんではない別の病気で、主治医から「このまま徐々に数値が悪くなり、あと10年ぐらいかな」と言われたとの事。余命宣告?寿命が10年なの?いっちゃんは主治医との会話を冷静に私に伝えようとしますが、声は震えています。
 私の頭にすぐに浮かんだのは大橋先生のこと。いつもながら無理をお願いし、いっちゃんは検査結果等の資料を持って大橋信之先生の元へ。本当は後の予定があって多忙でいらっしゃったのに、丁寧にいっちゃんにご対応くださいました。
 いつもいつも大橋先生には、たいへんなときばかり頼ってごめんなさい。さちこさんの時も、かよちゃんの時も、その他たくさんの患者さんのこと、フォローして下さってありがとうございます。私が感謝を述べると、大橋先生は「困ってつらい思いをしている方がおられるなら、その方の為に全力を尽くす。それが自分の目指す道です。」とかっこいいことを言いながらも、そのあとに「と、偉そうなことを言いながら、たいしたことはなぁ〜んにもしてません。」と照れ隠しの一言を付け加えられました。そういえば10年近く前、まだ大橋先生と知り合う前に、当時製薬企業に勤めていた、現在はNPOキャンサーネットジャパンの事務局長の柳澤昭浩さんが「広島には、大橋先生という真のオンコロジストがいる」と教えてくれたことがありました。その時、手帳にしっかりと名前をメモしておきましたが、数年後に別人から紹介された時は、その偶然に感謝しました。大橋先生の診察を受けた後のいっちゃんは、冷静さをとりもどし、いつものポジティブないっちゃんに戻っていました。いつも大橋先生との会話では「医の良心」という言葉を思い出します。今日は100万回、大橋先生にありがとうを言いたい、そんな気持ちの日。

大橋先生


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プロフィール

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1958年5月生まれ
府中中央小学校(安芸郡府中町)、府中中学校、広島県立観音高等学校
1981年 広島女学院大学卒業、
    卒業後住江織物蟠侈
1985年 大阪市立中学校教諭
2003年 乳癌患者友の会「きらら」
    理事長
この頃から「医療=患者+医療提供者+行政でつくるもの」というコンセプトを基に、本格的なピンクリボン活動に奔走。がん検診啓発キャンペーンなど様々なプロジェクトを実践していく。
2008年 広島大学大学院
    総合科学研究科非常勤講師
   (〜2011年)

<家族>
夫、実母
<趣味>
おいしいものを見つけて食べること
花の写真を撮ること
<好きな言葉>
「明日はきっといい日」

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書いた記事数:46 最後に更新した日:2014/07/30

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