人工乳房の保険適用に思う

新聞記事

 12日に開かれた厚生労働省の中央社会保険医療協議会で、乳がんの全摘手術の乳房再建に使用する人工乳房の保険適用が認められました。
 もちろん国内では初めてのこと。昨日の新聞の一面にも「人工乳房に保険適用」の文字が躍りました。
 これまで医療者、患者さんなど多くの方が、再建手術の保険適用の承認に向けて、たいへんな努力をされてこられました。このニュースは、多くの乳がん患者さんに朗報となりました。
 ただ残念なのは、今回保険適用が認められた人工乳房はアラガン社のラウンド型(円型)だけ。形状や材質がより自然に近いアナトミカル型(しずく型)は、まだ承認申請中とのこと。最近の乳房再建で最も多く使われるというアナトミカル型が承認されなかったのは、厚労省が安全性を慎重に慎重に考えているから?それとも価格収載の折り合いがつかなかったから?など、いろいろと考えてしまうけど、患者さんが納得して治療が受けられるように、一日でも早く承認されることを願うばかりです。
 乳房再建は、乳がん治療のひとつの過程です。乳がんという大変な病を患っているのに、これまで自家再建には公的保険が適用され、人工乳房には適用されなかったというのは、本当におかしな話です。
 先日話題になったアンジェリーナ・ジョリーさんが受けた遺伝性乳がんの予防切除の件も含めて、一日も早く乳がん治療の選択肢が広がることを望みます。とはいえ、今回の人工乳房の公的保険適用は大きな一歩であるのは確かです。公的保険が適用されるよう力を注がれた関係者のご努力に
(私たちも署名運動とかがんばったし)、心から、敬意を表します。



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プロフィール

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1958年5月生まれ
府中中央小学校(安芸郡府中町)、府中中学校、広島県立観音高等学校
1981年 広島女学院大学卒業、
    卒業後住江織物蟠侈
1985年 大阪市立中学校教諭
2003年 乳癌患者友の会「きらら」
    理事長
この頃から「医療=患者+医療提供者+行政でつくるもの」というコンセプトを基に、本格的なピンクリボン活動に奔走。がん検診啓発キャンペーンなど様々なプロジェクトを実践していく。
2008年 広島大学大学院
    総合科学研究科非常勤講師
   (〜2011年)

<家族>
夫、実母
<趣味>
おいしいものを見つけて食べること
花の写真を撮ること
<好きな言葉>
「明日はきっといい日」

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書いた記事数:46 最後に更新した日:2014/07/30

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